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今回は山口県は旭酒造株式会社さんが造る超有名な日本酒ブランド"獺祭"の、そのシリーズの中でも珍しい発泡にごり酒バージョン、"スパークリング50"、勿論、純米大吟醸酒です。 私の地元、富田林は"寺内町"に昔あった"万里春酒造"さんの酒蔵が、2ヶ月に一度、フリーマーケットの会場として開放される事を聞きつけ早速覗きに行った折、そのフリーマーケットで何故か旭酒造株式会社さんの"獺祭"ミニサイズのお酒が販売されており、同行していた娘のaiちゃんが購入したもの。 何故"万里春"の酒蔵で"獺祭"が? これは地元の酒屋さんが長年山口県のお米を販売しているからでしたが。 それにしても、日本酒"獺祭"はどこに行っても見かける位超有名銘柄であり、ともすれば"獺祭"を置いておけば間違いないと云う風潮さえ感じられますが、何故こんなにも超有名なんでしょうね。 確かに"獺祭"は美味しくて高価であると云う事は広く知られております。 でもその他にも何かあるのでしょうか。 その答えになるかどうかは判りませんが、こちらの旭酒造株式会社さんの特徴は、何と云ってもお米を極限まで磨く(削る)事に拘っておられると云う事があげられます。 酒米と云うのは磨けば磨く程、米の雑身がなくなり美味しくなるもので、そこまで磨く事に拘ると云う事は、詰まり美味しいお酒が出来上がると云う事です。 その磨き方は、蔵元さんも自ら「日本一米粉を出している酒蔵」と笑う程で、精米歩合50%、40%、39%(最近では28%シリーズにチャレンジしているとか)と、磨けば磨く程吟醸、大吟醸と美味しくはなるのですが、その反面かなりの手間がかかり、それがコストの上昇に繋がると云う事であり、それが"獺祭"は「美味しい=高い」と云われる所以の様です。 勿論他にも、先端技術の機械(遠心分離システム)を導入したり、あえて手作業に拘ったりと、きちんと職人が魂を込めて造っていると云う事もありますが・・・。 でもそれだけで何故"獺祭"がここまで有名になっているのかは、私には判りません。 唯、"獺祭"の人気の裏には"一部のマスコミによる無責任な脚色"が見え隠れしている様な気がします。 その影響を受けているのだとしたら(実際、酒蔵の方々も困惑されておられるとか)旭酒造株式会社さんと日本酒"獺祭"にとって誠に気の毒な事であります。 杜氏さんは毎日きちんと仕込みをしているだけですし、そうして造られた"獺祭"はやっぱり美味しいお酒なのですから。うん、"獺祭"に罪はありません。(何の話だ) 話を元に戻しましょう。 と云う事で、発泡にごり酒の"スパークリング50"、いつもの儀式に備えるべくしっかりと冷やし、本物のシャンパンの様なアルミ?のシールを剥がすと・・・「オロ●ミンC」の様な栓でした。(シュポッ!)ちゃんとしたシャンパン用の栓は360ml以上からの様で・・・。 グラスに注ぐと、強烈な泡! 一口飲んだ瞬間、口の中が弾け、同時に決してくどくない「山田錦」の甘味と旨み! 勿論コクもありますがキレが抜群で、軽い酸味の余韻だけが残る感じ! 日本酒じゃねーよ、と家族全員絶叫しておりました。 しかし、180mlなので各人グラス一杯だけ・・・、一瞬でしたが幸せな瞬間でした。 50%バージョンでこの美味さですから、39%バージョンだと、果たしてどんな味がするんでしょうか、それ以前にこれから先飲めるかどうか・・・。 発泡にごり酒は色んな酒蔵さんから出ていますが、それぞれに個性があって、私は全部好きです。 そう云えば、あのアニメ「新世紀エバンゲリオン」(GAINAX)に出てくる葛城ミサトの愛飲のお酒も"獺祭"だった様な・・・。 そんな処で有名になっているとしたら、何かちょっと、やだな・・・。 使用カメラiPhone6s、H28.09.18、aiちゃん撮影。 |
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